飲食店で外国人客に使える英語15フレーズ:席案内・注文・アレルギー・会計の場面別

外国人のお客さんが入ってきて、手が止まったことはありませんか
観光地のお店でも、住宅街のお店でも、外国人のお客さんが入ってきた瞬間に「何を言えばいいか分からない」と固まる経験は、多くのオーナーさんに共通します。
英会話を勉強する時間は取れない。翻訳アプリを開く前に、もう「何にしますか」と聞かれている。結局ジェスチャーで乗り切って、注文ミスやアレルギーの不安が残る——そんな現場が珍しくありません。
実際のところ、飲食店で外国人客に使う英語は15フレーズで足ります。場面別に並べて、印刷してレジ脇に貼っておけば、英語が苦手でも対応できる形になります。
今すぐの1分タスク
読み終える前に、まずこれを試してください。
この記事のフレーズ一覧をA4一枚に印刷して、レジ脇に貼る。
スタッフ全員が見える場所に置くだけで、「次に外国人客が来たらどうしよう」というプレッシャーは半分以下になります。完璧な発音は要りません。声に出せる準備があるだけで、お店の対応は変わります。
なぜ15個に絞れるのか(30秒で)
「飲食店で使える英語50選」のような記事は多いのですが、50個を覚えてから接客するオーナーさんはほぼいません。実際の接客で必要なのは、お客さんが来店してから出ていくまでの順番に沿った15個だけです。
具体的には次の5場面、各3フレーズです。
- 入店・席案内:人数を聞いて席に案内するまで
- 注文:メニューを渡して注文を受けるまで
- アレルギー・食材確認:食材の不安に答えるまで
- 会計・支払い:レジで決済を完了するまで
- 見送り・口コミ依頼:お見送りからGoogleの口コミ依頼まで
この15個さえあれば、9割の接客は詰まらず進みます。
場面別・英語15フレーズ
1. 入店・席案内(3フレーズ)
| 日本語 | 英語 | カタカナ発音ヒント |
|---|---|---|
| いらっしゃいませ、何名様ですか | Welcome. How many? | ウェルカム ハウ メニー |
| こちらへどうぞ | This way, please. | ディス ウェイ プリーズ |
| カウンター席でもよろしいですか | Counter seat OK? | カウンター シート オーケー |
例:「Welcome. How many?」「Two.」「This way, please.」——この3往復で席案内が終わります。
2. 注文(3フレーズ)
| 日本語 | 英語 | カタカナ発音ヒント |
|---|---|---|
| メニューをどうぞ | Here’s the menu. | ヒアズ ザ メニュー |
| ご注文はお決まりですか | Ready to order? | レディ トゥ オーダー |
| こちらは豚骨ラーメンです(食材説明) | This is Tonkotsu, pork bone broth. | ディス イズ トンコツ ポーク ボーン ブロス |
主要メニュー3品だけ「英単語1〜2個」を覚えておけば、説明はほぼ足ります。
3. アレルギー・食材確認(3フレーズ)
| 日本語 | 英語 | カタカナ発音ヒント |
|---|---|---|
| アレルギーはありますか | Any allergies? | エニー アレジーズ |
| この料理には小麦・卵・乳が入っています | This has wheat, egg, dairy. | ディス ハズ ウィート エッグ デアリー |
| ベジタリアンメニューもあります | We have a vegetarian option. | ウィー ハヴ ア ベジタリアン オプション |
例:紙のアレルギー一覧(Wheat / Egg / Dairy / Peanuts / Shellfish の5項目)を見せて「Yes or No」で答えてもらう方式が、口頭より確実です。
4. 会計・支払い(3フレーズ)
| 日本語 | 英語 | カタカナ発音ヒント |
|---|---|---|
| 現金のみのお店です | Cash only, please. | キャッシュ オンリー プリーズ |
| カードはVisaとMastercardが使えます | We accept Visa and Mastercard. | ウィー アクセプト ヴィザ アンド マスターカード |
| 1,200円になります | That’s 1,200 yen. | ザッツ ワン サウザンド トゥー ハンドレッド イェン |
「現金のみ」は早めに伝えると、お客さんが怒らずATMに行きます。会計時に判明するとトラブルになりがちです。
5. 見送り・口コミ依頼(3フレーズ)
| 日本語 | 英語 | カタカナ発音ヒント |
|---|---|---|
| ありがとうございました | Thank you. Have a great day. | サンキュー ハヴ ア グレイト デイ |
| また来てください | Please come again. | プリーズ カム アゲイン |
| よろしければGoogleで口コミを書いてください | A Google review would mean a lot. | ア グーグル レビュー ウッド ミーン ア ロット |
例:会計時に「A Google review would mean a lot.」と書いた小さなカードを添えて渡すと、口頭で言うより気軽に書いてもらえます。
やってはいけないこと
英語の接客で「やった方がよさそうに見えるけど、個人店ではむしろ逆効果なこと」も整理しておきます。
- 完全な英文メニュー作成。翻訳に時間がかかる割に、観光客は主要食材の英単語が分かれば判断できます。
- 翻訳アプリでの長文やりとり。お客さんを待たせる時間が長くなり、満足度が下がります。最初の一言は人が言う方が早く済みます。
- 「Sorry, no English」と最初に言う。お客さんが諦めて出ていきます。「Welcome. How many?」だけ言えれば、その後は身振りでも会話は進みます。
- 英会話スクールに通う。15フレーズで足りる業務に、月数万円は割に合いません。
続けるコツ
15フレーズを定着させるコツは、「営業前に1回だけ声に出す」ことです。
開店前の準備時間に、印刷したフレーズ表を見ながら15個を声に出すだけ。1分かかりません。これを1週間続けると、お客さんが入ってきた瞬間に最初のフレーズが口から出る状態になります。
外国人客の対応は、英語力ではなく「準備の有無」で変わります。ご近所の観光客に見つけてもらった時、最初のひと言だけ詰まらなければ、お店の印象は十分に伝わります。
今週試すこと
- この記事の15フレーズをA4一枚に印刷する
- レジ脇とカウンターの2か所に貼る
- 営業前に1回、声に出して読む(1分)
- アレルギー一覧(Wheat / Egg / Dairy / Peanuts / Shellfish)を英語で1枚作る
外国人のお客さんは、完璧な英語を期待していません。準備された短いひと言が、観光地でも住宅街でも、お店の体験を変えます。観光客の集客全体については観光客に来てもらう4ステップも参考にしてください。
Kokoponは、LINEで撮った1枚の写真からGoogleマップの多言語投稿を自動でまとめるツールです。「英語の発信もしたいけど、投稿文を毎週書く時間がない」という個人店オーナー向けに開発しています。詳しくはトップページからご覧ください。
よくある質問
- 外国人のお客さんに最初にかける英語は何がいいですか?
- 「Welcome. How many?」の2語で足ります。「いらっしゃいませ。何名様ですか」を全文英語にしようとすると詰まるので、最短で人数を聞く形が現実的です。
- メニューの説明はどこまで英語で言う必要がありますか?
- 主要食材を英単語で1〜2個添えるだけで十分です。「Tonkotsu, pork bone broth.」のような短い説明で、観光客は判断できます。完全な英訳メニューは後回しで構いません。
- アレルギーの確認はどう聞けばいいですか?
- 「Any allergies?」の2語で大丈夫です。お客さんが「peanuts」「dairy」などと答えるので、紙のアレルギー一覧(英語)を見せて「Yes / No」で答えてもらう方式が確実です。
- 英語が全く話せませんが、外国人客に対応できますか?
- 15フレーズを印刷してレジ脇に置けば、ほぼ対応できます。発音が完璧でなくても、お客さんは「英語で対応しようとしているお店」として受け取ります。翻訳アプリは細かい質問の時だけで足ります。
- 外国人客向けのスタッフ研修は必要ですか?
- 個人店の規模では不要です。15フレーズを書いた一覧を共有して、声に出して2回読み合わせるだけで運用できます。研修よりカンペの整備が現実的です。
- 英語より中国語・韓国語を覚えるべきではないですか?
- 最初は英語だけで構いません。中国・韓国からの観光客の多くも、お店では英語で注文する場面が一般的です。中国語・韓国語のメニュー併記は、英語が安定運用できてからで遅くありません。





