ビジネスリスティングとは:Googleマップ・Apple・Yahoo!プレイスの違いを5分で

ルカム ジョスラン

ルカム ジョスラン

Utsubo代表 / Kokopon創業者

2026年6月10日·11分で読めます
ビジネスリスティングとは:Googleマップ・Apple・Yahoo!プレイスの違いを5分で

「リスティング」という言葉に、つまずいていませんか

MEOの業者やヘルプ記事を読んでいると、「リスティング」という言葉によく出会います。けれど、それが具体的に何を指すのか曖昧なまま、なんとなく読み飛ばしている——そんなオーナーが多いのが実情です。

結論から言うと、ビジネスリスティングとは「検索や地図サービス上に出る、お店の情報の掲載」のことです。店名・住所・電話番号・営業時間・写真をまとめた、お店の情報ページだと思ってください。そして日本の小さな店なら、実質3つ——Googleマップ・Apple Maps・Yahoo!プレイス——を押さえれば十分です。

今すぐの1分タスク

スマホで「自店の名前+地名」をGoogleマップで検索して、お店の情報ページ(=あなたのリスティング)が出てくるか確認してください。

出てきた情報ページが、まさに「ビジネスリスティング」です。営業時間や写真が古いまま、あるいはそもそも出てこないなら、それが最初に手を入れる場所になります。

なぜ「リスティング」は紛らわしいのか(30秒で)

この言葉が混乱を生むのは、まったく別の2つの意味で使われるからです。

  • ビジネスリスティング(店舗情報の掲載)……地図や検索に出る、お店の情報ページ。登録は無料。←この記事の話
  • リスティング広告……検索結果に出るキーワード連動型の有料広告(Google広告・Yahoo!広告)。クリックごとに費用がかかる別系統の集客手段。

整えれば自動で広告が出る、というものではありません。この記事が扱うのは前者、無料で持てる「店舗情報の掲載」のほうです。言葉の3つの意味を整理したい方は、リスティングという言葉の意味もあわせてどうぞ。

日本の小さな店が押さえる3つのリスティング

掲載先は無数にありますが、観光客が来る個人店がまず押さえるべきは次の3つです。それぞれ「誰に届くか」が違います。

① Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)

すべての土台です。観光客の多くが「近くの店」を探すとき最初に開くのがGoogleマップで、国内客・Androidユーザーにも幅広く届きます。無料で、口コミ・写真・投稿・営業時間・属性まで運用できる範囲が最も広いのが特長です。

例:京都の着物レンタル店が「kimono rental Kyoto」で検索されたとき、まず出るのはGoogleマップの店舗情報ページ。土産店なら「○○ お土産」で同じことが起きます。

整え方の全体像は、Googleビジネスプロフィール 完全ガイドにまとめています。

② Apple Maps(Apple Business)

iPhoneの標準地図です。iPhoneユーザーが「近くのカフェ」と調べると、最初に開くのがApple Mapsになります。日本のスマホOSはiOSが約64%(StatCounter、2026年5月)と高く、米国・オーストラリア、台湾・香港でもiPhone比率が高めです。つまり、米欧豪・台湾・香港の観光客が多い店ほど効きます。

登録は business.apple.com から無料。最短の手順はApple Business 登録 5分手順に、要否の判断はApple マップは Google と何が違うかにまとめています。

③ Yahoo!プレイス

国内のYahoo!利用者に効く掲載先です。Yahoo!プレイスは無料で店舗情報を登録・編集でき、Yahoo!検索とYahoo!マップにお店の情報が表示されます(Yahoo!プレイス公式)。カーナビやYahoo!マップで店を探す国内客の流入がある店に向いています。

国内客の比率が高い店、車での来店が多い郊外・観光地の店では、Googleの次に検討する価値があります。

3つの違いを一覧で

「誰に届くか」と「どう運用するか」を並べると、こうなります。

GoogleマップApple MapsYahoo!プレイス
主な利用者観光客・国内客の土台(Android含む)iPhone標準地図(米欧豪・台湾・香港に強い)国内のYahoo!検索・マップ・カーナビ経由
管理する場所Googleビジネスプロフィールbusiness.apple.comYahoo!プレイス
口コミオーナーが直接返信できるパートナー由来が多く直接返信は不可投稿・返信に対応
登録費用無料無料無料
まず優先すべきか◎ 最優先客層がiPhone観光客中心なら国内・カーナビ流入が多いなら

費用はどれも無料なので、迷うのは「お金」ではなく「時間をどこにかけるか」です。

どれを先に整えるか(優先順位)

3つを同時に完璧にしようとすると、結局どれも中途半端になります。順番はシンプルです。

  1. まずGoogleビジネスプロフィールを整える(利用者の幅が広く、運用できる範囲も最大)
  2. 客層にiPhone観光客(米欧豪・台湾・香港)が多ければAppleを足す
  3. 国内客・カーナビ流入が多ければYahoo!プレイスを足す

無料で取れる露出を、優先度の高い順に取りきっていくイメージです。

なお、どのリスティングも「登録する」ことと「検索で上位表示させる」ことは別の話です。上位表示のための施策はローカルSEO/MEOと呼ばれ、それはまた別の記事のテーマになります(ローカルSEOとは)。この記事は、その手前の「掲載先を持つ・揃える」段階を扱っています。

やってはいけない 3つのこと

  • Apple や Yahoo だけ作って、Googleを後回しにする。利用者の幅が最も広いのはGoogleマップです。まずここを整えないと、いちばん大きな入口を空けたままになります。

  • 3サイトで店名・住所・電話番号の表記がバラバラ。検索エンジンが「同じ店」と認識しづらくなり、信頼性の評価が下がる場合があります。

    電話番号の 03-1234-5678(03)1234-5678、住所の「1-1-1」と「1丁目1-1」のような表記揺れは、揃えておくのが無難です。詳しくはNAP(店名・住所・電話の一貫性)を参照してください。

  • 「リスティング広告」と混同して、登録すれば自動で広告が出ると思い込む。店舗情報の掲載は無料ですが、広告は別系統の有料サービスです。

続けるコツ:1か所直したら、3つに反映する

掲載先が増えると、いちばん困るのが「情報のずれ」です。Googleだけ新しい営業時間に直して、Apple と Yahoo は古いまま——これが起きると、せっかく整えた信頼が逆に削られます。

コツは、営業時間や写真を変える日に、同じ内容を3つに反映すると決めてしまうこと。「掲載先ごとに別の作業」ではなく「1回の更新を3か所に配る」と捉えると、無理なく続きます。

Kokoponは、この「1通の更新を複数の掲載先へまとめて届ける」発想を、LINEからの操作で支える形を目指しています。今はLINE・Googleビジネスプロフィール・Instagramなどに対応し、対応チャネルは順次広げています。Yahoo!プレイスについても、リリースに向けて準備を進めています。Kokopon開始以降、こうして複数の地図・SNSで情報を揃える店では、観光客や国内客に見つけてもらえる経路が増えていくことがあります。

今週試すこと

  • Googleマップで自店を検索し、店舗情報ページ(リスティング)が正しく出るか確認する
  • Apple・Yahoo!プレイスが未登録なら、自店の客層(iPhone観光客か/国内・カーナビ客か)を見て要否を判断する
  • 3サイトの店名・住所・電話番号の表記を、1つの形に揃える

Kokoponは、Googleビジネスプロフィール × LINE × 多言語の集客運用を、観光客が来る個人店オーナーが週30分で続けられる形にコーチングするサービスです。複数の掲載先に情報を揃える作業も、LINEからの操作でまとめて整える視点でサポートしています。詳しくはトップページからご覧ください。

参考

よくある質問

ビジネスリスティングとは何ですか?
検索エンジンや地図サービス上に表示される「店舗情報の掲載」のことです。店名・住所・電話番号・営業時間・写真などをまとめた、お店の情報ページを指します。GoogleマップのGoogleビジネスプロフィール、Apple Maps、Yahoo!プレイスがその代表例で、いずれも無料で登録・編集できます。
リスティングとリスティング広告は何が違いますか?
別物です。「ビジネスリスティング(店舗情報の掲載)」は、地図や検索に出るお店の情報ページのことで、登録は無料です。一方「リスティング広告」は、検索結果に表示されるキーワード連動型の有料広告(Google広告・Yahoo!広告)で、クリックごとに費用がかかります。この記事は前者の店舗情報の掲載について解説しています。
Yahoo!プレイスは登録すべきですか?
国内のお客様や、カーナビ・Yahoo!マップ経由の来店が多い店では、登録しておく価値があります。Yahoo!プレイスは無料で、登録するとYahoo!検索とYahoo!マップに店舗情報が表示されます。ただし優先順位としては、まず利用者の幅が広いGoogleビジネスプロフィールを整えてから、余力でApple・Yahoo!プレイスを足すのが現実的です。
Googleマップ・Apple・Yahooのどれを先に整えるべきですか?
Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)が先です。観光客・国内客どちらにも届く土台で、口コミ・写真・投稿など運用できる範囲も広いため、ここを整えるのが最も費用対効果が高い傾向があります。そのうえで、iPhone観光客が多ければApple、国内のYahoo!利用者が多ければYahoo!プレイス、と客層を見て足していきます。
Appleマップに店を登録するにはどうすればいいですか?
business.apple.com(Apple Business)から無料で登録できます。自店が既にApple Mapsに自動掲載されている場合は所有権の引き取り(クレーム)、出ていなければ新規登録になります。最短5分の登録手順は別記事「Apple Business 登録 5分手順」にまとめています。
3つのサイトで店舗情報が違うとどうなりますか?
店名・住所・電話番号の表記がサイトごとにバラバラだと、検索エンジンが「同じ店だ」と認識しづらくなり、信頼性の評価が下がる場合があります。これはNAP(Name・Address・Phone)の一貫性と呼ばれ、ローカル検索で重視される要素です。移転や電話番号変更の際は、3つを一斉に揃えるのが原則です。

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