LINE公式アカウントの月額料金:個人飲食店の規模別シミュレーションと2026年10月改定の影響

ルカム ジョスラン

ルカム ジョスラン

Utsubo代表 / Kokopon創業者

2026年5月14日·10分で読めます
LINE公式アカウントの月額料金:個人飲食店の規模別シミュレーションと2026年10月改定の影響

LINE公式アカウントの月額料金で迷っていませんか

個人飲食店オーナーさんから、最近よく聞くのがこの言葉です。

LINE公式アカウントを始めたいけど、月額料金がよく分からない。ライトとスタンダードのどちらにすべきか、そもそも無料でどこまで使えるか、決め切れない」。

検索すると 「LINE公式 月額」「LINE OA 料金 比較」 が並びます。決め切れない原因は、料金表だけ見て「自店の友だち数で月いくらかかるか」が見えないことが多いです。

結論を先に書きます。個人飲食店の8割はフリーまたはライト(¥5,000)の範囲に収まります。 スタンダードプラン(¥15,000)が必要になるのは、友だち3,000人超・週2配信以上の店舗です。

今すぐの1分タスク

読み進める前に、これだけ確認してください。

LINE公式アカウントの管理画面(または friends.line.me)を開いて、現在の「友だち数」と「直近1か月の配信数」の2つだけメモする。

この2つの数字が、3つのプランのどれが自店に合うかの判断材料になります。

LINE公式アカウントの3つの料金プラン(2026年5月時点)

公式の料金体系は次の3段構成です(すべて税抜)。

プラン月額含まれるメッセージ数追加メッセージ
コミュニケーション(フリー)¥0200通/月不可(送信できない)
ライト¥5,0005,000通/月不可(送信できない)
スタンダード¥15,00030,000通/月従量課金(階段制)

「メッセージ数」は 友だち数 × 配信回数 で計算します。友だち100人に週1配信すると、月で約400通になります(友だち100人 × 4週)。

ライトとスタンダードの最大の違いは月額ではなく 追加メッセージが送れるかどうか です。ライトは5,000通を超えたら配信が止まる、スタンダードは超過分を従量課金で送れる仕組みです。

2026年10月の追加メッセージ料金改定で何が変わるか

lycbiz.comの2026年2月の告知によれば、2026年10月1日から追加メッセージ料金が改定 されます(出典)。

  • 現行:スタンダード超過分は一律 ¥3/通
  • 改定後:階段制で ¥3 → ¥2.8 → ¥2.6(配信量が増えるほど単価が下がる)

ただし、各バンドの 正確な配信量しきい値(何通から¥2.8になるか)は2026年5月時点で未公表 です。詳細は2026年10月直前にlycbiz.comの最新告知で再確認することをおすすめします。

基本料金(¥0・¥5,000・¥15,000)の変更は告知されていません。影響を受けるのは、月3万通以上配信する規模のスタンダード利用店だけです。個人飲食店の大半(フリー・ライト)は影響ゼロです。

個人飲食店の月額シミュレーション

友だち数と配信頻度別に、現実的な月額コストを整理しました。

友だち数配信頻度月の配信数推奨プラン月額
50人週1200通フリー¥0
200人週1800通ライト¥5,000
500人週12,000通ライト¥5,000
1,000人週14,000通ライト¥5,000
1,500人週212,000通スタンダード¥15,000
3,000人週224,000通スタンダード¥15,000
5,000人週240,000通スタンダード +追加課金¥15,000+超過分

例:観光地の20席カフェ。LINE友だち800人、週1で新メニュー写真を配信。月の配信数は3,200通 → ライトプラン(¥5,000)で完結 します。

フリープランの200通枠は思った以上に早く埋まります。友だちが50人を超えて週1配信を続けると、月の途中で配信が止まる可能性があります。「友だち獲得が進み始めたらライト移行」が現実的な判断軸です。

月額料金以外の「隠れコスト」3つ

公式の料金表に出てこない、続けると見えてくるコストがあります。

1. 友だち獲得施策の初期コスト

QRコード入りのポスター・卓上POP・テーブルテント・特典ノベルティの制作で、初期に ¥1〜3万 かかります。友だちが自然に増えないと、いくらプランを契約しても配信先がない状態になります。

2. リッチメニュー/Flex Messageの設計外注

LINE公式の標準機能だけだとメニューや予約導線が地味になりがちです。デザイナーに外注すると ¥1〜5万の一括費用。社内で作る場合は時間が消えます。

3. 配信運用の時間コスト

写真選び・文面作成・配信タイミング決めで、週30分前後。月で2時間。週1の配信を続けるには、この時間をカレンダーに固定する必要があります。

例:開業1年目のラーメン店。LINEライト契約(¥5,000)+初期ポスター制作(¥2万)+週30分の配信運用 → 初年度の総コストは月¥5,000+初期¥2万+月2時間の作業

飲食店規模別のおすすめプランの選び方

  • 席数20席以下・友だち500人以下:フリープランで十分。配信回数を月3〜4本に絞れば200通枠で回ります
  • 席数20〜40席・友だち500〜2,000人:ライト(¥5,000)。月の配信数が4,000〜8,000通に乗ってくる規模
  • 席数40席以上・観光地立地・多店舗:スタンダード(¥15,000)。友だち獲得施策に投資する余力がある段階
  • 広告で友だち集めを加速したい店:友だち獲得広告(CPF課金、1人¥100〜300)と組み合わせて、ライトかスタンダードを並走

LINE公式アカウントだけでは観光客集客は完結しない

ここまでLINE公式の料金を整理しましたが、忘れがちな点があります。LINE公式は「すでにお店を知っている顧客」へのリピート促進ツール です。観光客が初めてお店を見つけるのはGoogleマップとInstagramで、LINE友だち追加はその後の段階で起こります。

LINE単独に投資しても、新規観光客の流入は増えにくい傾向があります。配信先を持つために、まずGoogleビジネスプロフィールの整備が先になります。詳しくはGoogleビジネスプロフィール 飲食店 完全ガイド、土台が整っていれば10チャネル比較で配分を決めるのが現実的です。

友だち獲得経路の設計はLINE公式アカウントの友だち獲得方法、配信運用の基礎はLINE公式アカウント 飲食店の基本を併せてご参照ください。

今週試すこと

  • LINE公式管理画面で「友だち数」と「直近1か月の配信数」を確認する
  • 月の配信数が200通以下ならフリー、200〜5,000ならライト、それ以上ならスタンダードを暫定で選ぶ
  • 友だち獲得経路(QRポスター・卓上POP)が用意できているかを確認する
  • Googleビジネスプロフィールが先に整っているか、GBPスコア診断で確認する

Kokoponは、LINE上でお店の写真とひとことを送ると、観光客向けに翻訳・整形してGoogleマップ・Instagram・LINE公式アカウントに同時配信するコーチ型ツールです。LINE単独ではなく多チャネルを束ねる運用で使われています。詳しくはトップページからご覧ください。

参考

よくある質問

LINE公式アカウントの月額料金はいくらですか?
2026年5月時点で、コミュニケーション(フリー)¥0/月、ライト¥5,000/月、スタンダード¥15,000/月の3プランです(すべて税抜)。含まれるメッセージ数はそれぞれ200通・5,000通・30,000通。個人飲食店のほとんどはフリーまたはライトの範囲に収まります。
2026年10月の改定で月額料金は上がりますか?
基本料金(¥0・¥5,000・¥15,000)の変更は告知されていません。変わるのはスタンダードプランの「追加メッセージ料金」で、現行の一律¥3から階段制(¥3→¥2.8→¥2.6、配信量が増えるほど単価が下がる)に移行します。詳細な配信量バンドは2026年10月直前にlycbiz.comでご確認ください。
友だちが何人になったらライトプランに移行すべきですか?
月の総配信数が200通を超えるタイミングが移行ラインです。週1配信なら友だち約50人、週2配信なら約25人で200通に達します。実務的には「友だち200人を超えて週1配信を続けるならライト」が目安になります。
個人飲食店の現実的な月額コストはどれくらいですか?
友だち500人以下・週1配信の個人店ならフリープラン(¥0)で回せます。友だち1,000人・週1配信なら月4,000通でライトプラン(¥5,000)の範囲内。スタンダードプラン(¥15,000)が必要になるのは、友だち3,000人超・週2配信以上の規模からです。
月額料金以外にかかるお金はありますか?
3つあります。(1)友だち獲得施策(QRポスター制作・店頭ノベルティ)で初期¥1〜3万、(2)リッチメニューやFlex Messageの設計を外注すると¥1〜5万一括、(3)配信運用の時間コストとして週30分前後。広告で友だちを集める場合は別途広告費がかかります。
LINE公式アカウントだけで観光客集客は完結しますか?
完結しにくいです。LINE公式は「すでに来店した・連絡先を交換した顧客」へのリピート促進が主な役割で、新規の観光客が最初に出会う場所はGoogleマップとInstagramです。LINE単独より、Googleビジネスプロフィール整備とInstagramと束ねた配信が投資効果と相関しやすい傾向があります。
解約すると友だちはどうなりますか?
アカウントを削除すると友だちリストとトーク履歴は失われます。一方でプランを下位(ライト→フリー)に変更する場合、友だちは保持されたまま月の配信枠だけが200通に戻ります。経営判断としては「削除より下位プラン移行」が一般的です。

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