LINEクーポンの配信タイミング:観光客と近隣リピーターで分ける2軸の判断と、そのまま使える例文テンプレート

ルカム ジョスラン

ルカム ジョスラン

Utsubo代表 / Kokopon創業者

2026年6月24日·11分で読めます
LINEクーポンの配信タイミング:観光客と近隣リピーターで分ける2軸の判断と、そのまま使える例文テンプレート

クーポンを「思い立った時」に送っていませんか

個人店オーナーさんから、LINEクーポンについてよく聞くのがこの言葉です。

LINE公式アカウントでクーポンは作ってみた。でも、いつ送ればいいか分からないから、気が向いた時にまとめて送ってしまう」。

これはとてももったいない状態です。無料枠の月200通を理由なく使い、効果も読めず、配信のたびに少しずつ友だちが離れていく。検索でも 「LINEクーポン 配信 タイミング」「LINE クーポン 例文」 で迷っている方が多いのが実情です。

結論を先に書きます。配信タイミングは「観光客=滞在中の即時」と「近隣リピーター=曜日固定」の2軸に分けるだけで、迷いはほぼ消えます。 あとは例文を3種そろえれば、毎回ゼロから文章を考える必要もなくなります。

今すぐの1分タスク

読み進める前に、これだけ決めてください。

自店の客層が「観光客(一見客)が多い」か「近隣リピーターが多い」か、ざっくり7:3くらいの割合でメモする。 この比率が、以下のタイミングと例文の選び方の入り口になります。

なぜタイミングで差が出るのか(30秒で)

クーポンは「送った瞬間」ではなく「使える状況の時」に届いて初めて意味を持ちます。

観光客は今日その街にいて、明日にはいません。だから 滞在中に使えるクーポン でなければ価値がゼロになります。一方、近隣のリピーターは生活圏内にいるので、来店が落ちる曜日の前 に届けば「じゃあ今夜寄ろうか」のきっかけになりやすい。

同じ1通でも、相手の状況に合わない時刻に届けば無料枠を捨てているのと同じです。だから先に2軸で分けます。

配信タイミングの2軸

1. 観光客(一見客)中心の店 → 滞在中の即時配信

観光客向けは曜日ではなく 「友だち追加した、その日のうちに使える」 が基本です。

会計時にQRを案内し、追加直後に当日有効のクーポンが届く形が一番素直です。友だち追加そのものが「今この店にいる」サインなので、そこに即時で特典を重ねます。

例:会計時にスタッフが「LINE追加で、この後使える1ドリンクサービスがあります」と一言。追加直後に当日23時まで有効のクーポンが自動で届く。

ポイントは、観光客の友だちに 後日まとめて配信しない ことです。帰国・帰省した相手に平日割を送っても枠の無駄になります。観光客向けは「その日完結」と割り切ります。

2. 近隣リピーター中心の店 → 曜日固定の前夜配信

近隣リピーター向けは 「来店が落ちる曜日の前日夕方」 が定番です。

火曜が暇なら月曜18時前後、というように、暇な日を1つ決めてその前夜に固定します。曜日と時刻を固定すると、自分の配信運用が習慣になり、友だち側も「この店は月曜にお得情報が来る」と覚えてくれます。

例:火曜が静かな定食店が、毎週月曜18時に「明日火曜は、定食ご注文でコーヒー1杯サービス」を配信する。

時刻は 生活者がスマホを見る夕方〜夜(17〜20時) が無難です。ランチ前に夜の告知をしても忘れられます。

そのまま使える3種の例文テンプレート

クーポンの文面は、この3種があれば足ります。来店御礼・限定オファー・期限リマインド です。それぞれ業種別に1例ずつ載せます。〔 〕は自店の言葉に置き換えてください。

A. 来店御礼型(追加直後・観光客向き)

来てくれたお礼に、その場で次の一杯を渡す形です。

〔店名〕にお越しいただきありがとうございます。 本日この後、〔ドリンク1杯〕を1回サービスいたします。 ご注文時にこの画面をスタッフにお見せください。 (本日23時まで有効)

体験事業者なら「本日の体験ありがとうございました。次回ご予約で〔記念写真データ〕をプレゼント」のように、当日の余韻に重ねます。

B. 限定オファー型(曜日固定・近隣リピーター向き)

暇な曜日に来てもらう理由を作る形です。割引額より「来る理由」を前に出します。

【明日〔火曜〕限定】 〔ランチセット〕ご注文で、〔食後のコーヒー〕を1杯サービスします。 平日のすいた時間に、ゆっくりお過ごしください。 (〔火曜〕11〜14時、この画面の提示で)

着物レンタル店なら「【平日限定】〔ヘアセット〕を込みのプランに無料アップグレード」、カフェなら「【〔火〕〜〔木〕の朝】〔モーニングセット〕に〔ミニデザート〕を1品」のように、暇な時間帯に寄せます。

C. 期限リマインド型(再来店の背中押し)

前に渡したクーポンの期限が近い友だちに、そっと思い出してもらう形です。

〔店名〕です。先日お渡しした〔1ドリンクサービス〕の期限が、今週〔日曜〕までとなりました。 お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。 (ご来店時にこの画面をご提示ください)

このリマインドは、出しすぎると重く感じられます。期限のある特典を渡した時だけ、期限の2〜3日前に1回送る、くらいで十分です。

無料枠200通を使い切る設計

LINE公式アカウントの無料(コミュニケーション)プランは 月200通 までです。ここを意識せずに配信すると、すぐ枠を超えて追加料金がかかります。

考え方は単純で、友だち数 × 月の配信回数 = 月の配信通数 が200を超えないように組むだけです。

  • 友だち50人 → 週1回(月4回)でも月200通でちょうど枠内
  • 友だち100人 → 月2回まで(月200通)
  • 友だち200人 → 月1回まで(月200通)

友だちが増えて枠が窮屈になってきたら、全員に毎回送るのをやめ、クーポンを使ってくれた人だけに絞る(セグメント配信)のが先です。それでも足りなければライトプラン(¥5,000)への移行を検討します。料金プランの詳細はLINE公式アカウントの月額料金の記事に整理しています。

やってはいけないこと

  • 理由のない値引き連発。「なんとなく10%オフ」を週に何度も送ると、定価で買うのがばからしくなり、客単価を自分で下げてしまいます。
  • 観光客への後日配信。すでに帰った相手への平日割は、開封もされず枠だけ消えます。
  • 長文クーポン。スマホの通知で読まれるのは最初の1〜2行です。特典・条件・期限の3点だけに絞ります。
  • 全部入りクーポン。「ドリンク無料かつ10%オフかつ次回も使える」は条件が複雑で、レジ現場が混乱します。1クーポン1メリットが基本です。

LINEだけで完結させず、3面に同時に出す

ここまでLINEのクーポンの話をしてきましたが、配信のたびに毎回ゼロから書くのは大変です。

実は、クーポンの告知文は Googleビジネスプロフィールの投稿やInstagramともほぼ同じ内容 で出せます。「明日火曜はコーヒー1杯サービス」というメッセージは、LINEで友だちに送りつつ、Googleマップの投稿としても、Instagramのストーリーズとしても成立します。

1通の文面を考えたら、3つの面に出す。この「束ねる」運用にすると、配信1回あたりの手間が3分の1になります。考え方はLINE1通で3チャネルを回すフレームの記事にまとめています。

今週試すこと

  • 自店の客層が観光客寄りか近隣リピーター寄りかを決め、配信の軸を1つ選ぶ
  • 来店御礼・限定オファー・期限リマインドの3例文を、自店の言葉で下書きする
  • 友だち数 ÷ 4 で、月の配信回数が200通に収まるか確認する
  • 次の1回を、選んだ軸のタイミング(即時 or 曜日固定の前夜)で配信してみる

Kokoponは、LINEに届いた1通のメッセージを翻訳・整形して、Googleマップ・Instagram・LINE公式へまとめて届けるAIコーチです。詳しくはトップページからご覧ください。

参考

よくある質問

LINEクーポンは何曜日に配信するのが良いですか?
一律の正解はなく、客層で変わります。近隣リピーター中心の店なら、来店が落ちる曜日の前日夕方(例:火曜が暇なら月曜18時前後)が定番です。観光客中心の店は曜日ではなく「滞在中の即時配信」が軸になり、友だち追加直後に当日有効のクーポンを出す形が現実的です。まず2〜3パターンを2週間試し、開封と来店のタイミングを見て自店の型を決めてください。
クーポンの配信頻度はどれくらいが適切ですか?
個人店なら週1回前後が目安です。無料枠は月200通なので、友だち200人なら月1回、友だち50人なら週1回でも枠に収まります。頻度よりも「送る理由があるか」が大事で、理由のない値引き連発は友だちのブロック増につながりやすい傾向があります。雨の日・空き枠・期限前など、配信に文脈がある回だけ送る設計にすると続けやすいです。
観光客は友だち追加してくれますか?
一見客中心だと追加率は高くありません。だからこそ「その場で得をする理由」を会計時に渡すのが現実的です。QRの横に「今日この後使える1ドリンク無料」など当日有効の特典を置くと、滞在中に使う前提で追加されやすくなります。観光客の友だちは再来店より「その日の客単価」や口コミ・写真投稿のきっかけとして相関を見るのが実務的です。
値引き以外にどんなクーポンがありますか?
来店動機型が有効です。「次回ご来店で1ドリンクサービス」「平日限定で+1品」「雨の日にホットドリンク無料」など、割引額ではなく来店のきっかけを作る形です。原価の低い品をサービスにすると利益を削らずに再来店を促せます。観光客向けには当日有効、近隣リピーター向けには期限を数日〜2週間に設定するのが目安です。
配信したクーポンの効果はどう測ればいいですか?
LINE公式の管理画面でクーポンの「開封数」と「使用数」を見るのが基本です。来店時に「LINEのクーポンで」と一言もらう運用にすると、レジ側でも使用が把握できます。1回の配信で判断せず、同じ型を3〜4回送って使用率の傾向を見てください。なお配信が再来店を「増やした」と断定はできないため、あくまで来店のきっかけとの相関として観察するのが安全です。

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