Googleビジネスプロフィールの属性設定 — 観光客の絞り込みから逆算する棚卸し手順

ルカム ジョスラン

ルカム ジョスラン

Utsubo代表 / Kokopon創業者

2026年7月28日·8分で読めます
Googleビジネスプロフィールの属性設定 — 観光客の絞り込みから逆算する棚卸し手順

写真も営業時間も直したのに、属性欄だけ開いたことがない

Googleビジネスプロフィールの属性設定は、写真や投稿と違って「やった感」がありません。開業時に一度触ったきり、あるいは一度も開いたことがない——そんな状態のお店がかなり多いのが実情です。

結論から言うと、属性は増やす話ではなく、すでにある設備を申告し直す話です。未設定の項目は、観光客が条件で絞り込んだとき「その設備はない店」と同じ扱いになります。

今すぐの1分タスク

「プロフィールを編集」→「その他」を開いて、実態と違う項目が1つでもないか眺めてみてください。直すのは後でかまいません。まず自店の属性欄に何が並んでいるかを見るところからです。

属性が観光客の検索で効く理由(30秒で)

属性はランキングを直接押し上げる効果はありません。効くのは別の場所——絞り込みのフィルター面です。

観光客は「近くのカフェ」で出てきた10件を、条件で削っていきます。車椅子で入れるか。カードが使えるか。子ども連れで大丈夫か。このとき、設定していない項目は「いいえ」ではなく「情報なし」ですが、絞り込む側から見れば結果は同じで、候補から消えます。

つまり属性欄の空白は、順位の問題ではなく候補に残るかどうかの問題です。

客層別・見直したい属性

自店の属性欄に並ぶ項目は業種で変わります。以下は2026年7月時点で日本の店舗によく出るグループの例で、網羅ではありません。

  • 電子決済オプション(日本限定のグループ)。ICカード・PayPay・楽天ペイなどが並びます。どの決済を揃えるべきかは観光客向けキャッシュレスの国別比較が担当なので、ここでは「導入済みのものが全部オンになっているか」だけ見ます。
  • バリアフリー。車椅子対応の入口・トイレ・座席など。対応そのものの作り方はバリアフリー旅を取りこぼさない整え方に譲ります。
  • 設備・通信。無料Wi-Fiの有無など。入れるべきかどうかの判断はeSIM時代のフリーWi-Fi判断軸にまとめてあります。ここでは設置済みなら必ずオンに、が結論です。
  • お客様・利用シーン。子ども連れ歓迎、グループ利用など。家族連れの観光客が絞り込みでよく使う面です。
  • 食事制限・提供内容。ベジタリアン向けメニューの有無など。業種によっては表示されません。出てこない場合は自店のカテゴリでは対象外というだけで、設定漏れではありません。

属性欄を1回で棚卸しする手順

  1. 属性欄を開く。「プロフィールを編集」→「その他」。グループごとに項目が並びます。
  2. 実態と違う項目をオフにする。先に嘘をなくします。やめたサービス、外した設備を「いいえ」に。
  3. 実態どおりの項目をオンにする。あるのに未設定だったものを「はい」に。ここが一番の取りこぼし箇所です。
  4. 自動入力の属性を確認する。Googleは、来店した顧客からの情報にもとづいて自動的に入力される属性がある、と説明しています。自分で設定した覚えのない項目が並んでいても、それが理由です。
  5. 公開プロフィールで見え方を確認する。スマホのGoogleマップで自店を開き、実際に表示されているか確かめて終わりです。

やってはいけないこと

  • ない設備をオンにする。Googleはビジネス情報について「業務内容を正確に反映する」「率直かつ公正に伝える」ことを求めています。それ以前に、期待して来た観光客をがっかりさせる形になります。
  • 他店の属性を真似して埋める。出てくる項目は地域・国・業種で変わります。他店の画面と自店の画面は同じになりません。
  • 一度設定して二度と開かない。業種カテゴリを追加・変更すると、選べる属性のセットも入れ替わります。

続けるコツ:カテゴリを触った日に、属性も開く

属性欄は定期チェックの対象にしなくて大丈夫です。決済を増やした日、設備を入れ替えた日、カテゴリを変えた日——この3つのタイミングだけ思い出せれば十分です。

Kokoponでは、GBPの状態を毎週見て、埋まっていない欄があればLINEで一つずつ声をかけています。属性のように「一度やれば終わるのに、思い出す機会がない」項目ほど、外から言われた方が片づきやすい、というのが伴走してきた範囲での観察です。

今週試すこと

  • 「プロフィールを編集」→「その他」を開いて、属性欄をスクロールしてみる
  • 実態と違う項目を1つでも見つけたら、その場で直す
  • 導入済みの決済手段が全部オンになっているか確認する
  • スマホのGoogleマップで自店を開き、設定した内容が表示されているか見る

Kokoponは、Googleマップ・Instagram・LINEへの発信を1つのメッセージから束ね、プロフィールの埋まっていない欄を毎週の声かけで拾っていくAIコーチです。詳しくはトップページからご覧ください。

参考

よくある質問

Googleビジネスプロフィールの属性はどこから設定しますか?
ビジネスプロフィールを開き、「プロフィールを編集」→「その他」に進みます。属性グループごとの編集アイコンを押すと各項目が並ぶので、「はい」「いいえ」を選んで保存します。所要は10分ほどです。
属性を設定すると検索順位は上がりますか?
属性はランキングを直接押し上げる仕組みではありません。効くのは絞り込みの側で、観光客が条件で候補を絞ったときに、設定していない項目は候補から外れます。順位の話ではなく、候補に残るかどうかの話です。
実際にはない設備の属性をオンにしてもいいですか?
やめてください。Googleはビジネス情報について「業務内容を正確に反映する」「率直かつ公正に伝える」ことを求めています。実態と違う申告は、来店した観光客の落胆や低評価の口コミにつながりやすい部分です。
他店にある属性が自分の管理画面に出てこないのはなぜですか?
異常ではありません。Googleは「一部の属性は特定の地域、国、業種に限って変更可能」と説明しています。業種カテゴリと地域の組み合わせで出る項目が変わるため、自店の管理画面に並んでいるものが自店の正解です。
自分で設定していない属性が表示されているのはなぜですか?
直接編集できる属性のほかに、来店した顧客からの情報にもとづいて自動的に入力される属性があるためです。オーナー側で消せない項目もあるので、まず自分で編集できる欄を実態どおりに埋めるところから進めます。
属性はどのくらいの頻度で見直せばいいですか?
月1回は不要です。決済手段を増やした、設備を入れ替えた、業種カテゴリを追加した——このタイミングで開けば十分です。カテゴリを変えると出てくる属性が入れ替わるため、そこだけは必ず確認します。

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